履歴書に趣味や特技を記載すれば大きなアピールになることがありますが、書き方によっては魅力やアピールポイントを上手く採用担当者に伝えられないケースも考えられます。

採用担当者に好印象を与えるために、書き方のポイントを押さえて趣味や特技を書きましょう。

 

本記事では、履歴書に趣味や特技を記載する際の書き方や履歴書に書くと好印象を与える趣味や特技、趣味や特技が思いつかなかったときの対処法について解説します。

 

履歴書に書く趣味や特技に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

 

1. 履歴書に書くと好印象を与える趣味・特技は？

 

記載する趣味・特技によっては、採用担当者に好印象を与え、採用の確率を高められる可能性もあります。

 

履歴書に書くと好印象を与える趣味や特技は、以下のとおりです。

 

・人柄・長所・実績につながりやすいもの（スポーツ・読書など）

・仕事につながるもの（PC操作やスピーチなど）

 

「自己アピール」や「実績」の欄と比較すると採用に直結するほどのインパクトを与えられるケースは少ないかもしれません。

しかし、アピールになる可能性がある以上は、ポイントを押さえてアピールにつなげましょう。

 

趣味や特技は正直に書けば問題ありませんが、ギャンブルや政治活動などはネガティブな印象につながりかねないため記載しないようにしましょう。

 

役員運転手へ転職したい方は、趣味や特技欄にドライブや整理整頓、スケジュール管理などを記載すると好印象を与えられる可能性があります。

 

2. 採用率が上がる！履歴書の「趣味・特技」欄の3つの基本

 

履歴書の趣味・特技欄は、採用選考においていくつかのメリットをもたらす場合があります。

3つの基本を押さえておきましょう。

 

2-1. ①自己PRにつなげられる場合がある

 

履歴書に書いてある趣味・特技は、自分の人柄をアピールできるため自己PRにつなげられる場合があります。

 

特に、実績やスキルでのアピールが難しい未経験転職の場合には、趣味・特技を通じた自己PRは重要です。

 

たとえば、学生時代ずっと野球に打ち込んでいた方は特技の欄に記載することで、どのように取り組んで、どのような成果があったのかをアピールするきっかけを得られるかもしれません。

毎日長時間練習して苦手を克服した経験や、チームメイトと協力した経験などは仕事の取り組み方や進め方にも通じる部分があるため、アピールポイントになるでしょう。

 

場合によっては、仕事に直結する趣味・特技もあります。

たとえば、役員運転手の場合であれば、運転が好きであることやニュースや新聞などで積極的に情報収集を行っていることなどがアピールポイントになるでしょう。

 

2-2. ②採用後の仕事内容や働き方につながる

 

履歴書の趣味・特技欄から、採用後の仕事内容や働き方につながる可能性があります。

 

趣味や特技を通じて性格や傾向が表れるケースもあるためです。

 

たとえば、長年同じ趣味を地道に楽しみ続けてきた方の場合は、粘り強さやコツコツと継続する力をアピールできる可能性があります。

その結果、採用された後に長期的なプロジェクトや未経験の仕事にチャレンジする機会を得られたりすることもあるかもしれません。

 

採用選考時の履歴書は、採用された後にも見られる可能性があることを把握しておきましょう。

 

2-3. ③面接がスムーズに進行することがある

 

履歴書の趣味や特技欄から、面接がスムーズに進行するケースがあります。

 

面接時のアイスブレイクとして、趣味や特技について質問される場合があります。

自分の好きなことは話題としては話しやすい内容でもあるため、緊張を和らげるにも効果的です。

 

緊張が和らぎリラックスして面接が受けられると、本来の自分の姿で伝えるべきことをしっかり伝えられるでしょう。

 

また、面接官と共通の趣味だった場合、話が盛り上がり面接官との距離が縮まる可能性もあります。

同じ趣味ということで面接官の印象に残れば忘れられにくくなり、採用される可能性は高まるでしょう。

 

3. 趣味・特技を履歴書に記載するときの書き方

 

趣味や特技を履歴書に記載するときは、注意すべき点もあります。

注意点を押さえておかないとアピールのチャンスを台無しにしてしまいかねないため、必ずチェックしておきましょう。

 

3-1. 箇条書きで書く

 

履歴書の趣味・特技欄はそこまで大きくないため、文章ではなく箇条書きで趣味や特技を書くようにしましょう。

 

限られたスペースに長い文章を書いてしまうと、どんなにいい文章でも読みにくくなり採用担当者に伝わりづらくなります。

趣味や特技をすぐに理解できて、なおかつ見やすくするためには、以下のように「箇条書き（補足説明）」の形式で書くのがおすすめです。

 

・趣味：水泳（週に2日はジムで泳いでいるため、体力には自信があります）

・特技：スケジュール管理（毎日タイムスケジュールを立てて行動しているため、会議に遅刻したり納期に遅れたりしたことはありません）

 

応募する企業や職種にあったものを選んで、限られたスペースを有効活用しましょう。

 

3-2. 具体的な説明を添えて書く

 

履歴書の趣味や特技を書く際は、具体的な説明を添えて書きましょう。

 

たとえば、趣味として記載されているのが「読書」のみの場合では、漠然としているため効果的なアピールにはならないため、以下のように記載するのが望ましいでしょう。

 

・読書（新しいことを学ぶのが好きなので、毎週必ず1冊は新書や書店で話題のノンフィクション作品を読むようにしています）

 

このように、熱量・かけている時間・趣味によって得られることなどをアピールすることで、採用担当者にも具体的にイメージを抱いてもらうことができます。

 

3-3. 数字でアピールできるものは数字で示す

 

趣味や特技のなかで、数字でアピールできるものは数字で示すようにしましょう。

 

具体的には、以下のように継続年数や頻度、実績などを示すと良いでしょう。

 

・特技：マラソン（社会人になってからも継続しており、フルマラソンのベストタイムは4時間です。市の大会では優勝した経験があります。）

 

数字があることで、趣味や特技の信憑性が増します。

 

4. 履歴書に書く趣味や特技は見つからない場合の対処法

 

履歴書に書く趣味や特技が見つからない場合は、以下の方法で探してみてください。

 

・日常生活で習慣になっていることを思い出す（1日3食自炊する、平日休日問わず早寝早起きをするなど）

・学生時代の経験を思い出す（部活動で部長を務めたなど）

・家族や友人に聞く

 

ささいなことでも趣味や特技として書けます。

どうしても思いつかない場合は、「特になし」でも良いですが、採用担当者に良い印象を与えないことを理解しておきましょう。

 

5. まとめ

 

履歴書に書く趣味や特技は、人柄や長所など自己PRにつながるものや仕事につながるものを書くと、採用担当者に好印象を与えられる可能性があります。

 

採用の確率を高めることで、競争率の高い好条件の求人に採用される可能性が高まります。

 

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