2023年11月14日
役員運転手という職種は聞いたことがあるものの、その実態をよく知らない方もいるでしょう。
役員運転手の業務内容は、お客様を目的地まで送り届けることだけではありません。
この記事では、役員運転手の詳しい実態や将来性について解説します。
高級車を運転しながらお客様へおもてなしをする役員運転手という仕事は、今後も需要が高まり続ける職業です。
勤務先を選ぶポイントもご紹介するので、これから役員運転手への就職・転職をお考えの方はぜひ参考にしてください。
1. 役員運転手の実態
役員運転手の実態を「業務内容・勤務形態・平均年収・必須資格・必要な心構え」の5つに分けてご紹介します。
役員運転手の仕事に興味を持った方は、ぜひ参考にしてください。
1-1. 業務内容
役員運転手の主な業務内容は「お客様を目的地まで送り届ける」ことです。
しかし、お客様を送り届けることだけが、役員運転手の仕事ではありません。
ほかにも、業務内容として以下の例が挙げられます。
・お客様の業務が終わるまでオフィスや車で待機する
・車の点検や洗車を行う
・目的地までの道順や渋滞情報などを確認する
お客様が快適に過ごせるよう、サポートするのも役員運転手の仕事です。
1-2. 勤務形態
役員運転手はドライバーを派遣する会社に勤務する人が多く、雇用形態は正社員や契約社員、パート、アルバイトなどさまざまです。
また、労働時間や休日などは担当するお客様によって異なり、朝早く・夜遅くに働くこともあれば、土日に働くこともあります。
以下に、役員運転手の1日のスケジュール例をご紹介します。
7時30分 | 出社・車両点検 |
8時30分 | お客様の自宅に待機 |
9時 | お客様の会社に到着 |
10時 | 目的地へ送迎・待機 |
12時 | お客様の会社へ送迎 |
お昼休憩・車内清掃 | |
14時 | 目的地へ送迎・待機 |
18時 | お客様の自宅へ送迎 |
お客様を自宅へ送り届けたあとに、車の点検や洗車、明日の交通情報の確認などを行い、業務終了となります。
1-3. 平均年収
総務省統計局の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、役員運転手の平均年収は約337万円です。
下表に、企業規模別の平均年収を示します。
従業員の人数 | 平均年収 |
10人以上 | 約327万円 |
10~99人 | 約365万円 |
100~999人 | 約309万円 |
1,000人以上 | 約347万円 |
企業規模が大きいほど平均年収が高いわけではないため、求人応募の前に基本給やボーナス、残業代などを確認するとよいでしょう。
また「働きやすそうな会社か」「社風が自分に合っているか」など、収入以外の観点からも確認し、就職先を見極めましょう。
1-4. 必須資格
役員運転手を仕事にするなら「普通自動車第一種免許」が必要です。
そのため「普通自動車第二種免許」が必須であるタクシー運転手やハイヤー運転手に比べて、役員運転手は未経験の方も始めやすい仕事といえます。
しかし始めやすい仕事とはいえ、高度な運転技術が求められる点はどのプロドライバーも変わりません。
日頃から、運転するときに急加速・急ブレーキをしない、左折時に歩行者がいないか目視で確認するなど安全運転を心がけることが大切です。
また、必須資格ではありませんが「秘書検定」を受けておくのもおすすめです。
ビジネスマナーを身につけておく必要がある役員運転手には、秘書検定の知識が役に立ちます。
1-5. 必要な心構え
役員運転手に必要な心構えとして、以下の例が挙げられます。
・安全運転を行う
・ビジネスマナーを身につける
・お客様に細やかな気配りを行う
・守秘義務を徹底して守る
・運行地域の地理を詳しく学ぶ
お客様の命を預かっているという責任感を持ち、お客様の要望をくみ取って対応できる人が、役員運転手に向いているといえるでしょう。
2. 役員運転手の将来性
実態をご紹介しましたが、役員運転手には以下のような点もあります。
・お客様に予定があれば土日も働く必要がある
・残業が少なく、思ったより稼げない
・長距離移動がある
・ビジネスマナーや身だしなみに気をつけなければならず、神経をつかう
ニュースでも報道されている通り、昨今では役員運転手をはじめとしたプロドライバーの人手不足が問題となっています。
プロドライバーの需要は高いため、すぐに働ける企業や、待遇・給料のよい企業が今後も増えていくことが予想されます。
実際に役員運転手は、人手不足によって仕事の量が増加傾向にある企業がほとんどです。
役員運転手として非常にやりがいのある状況といえるでしょう。
役員運転手への就職・転職を希望する方は、求人情報をチェックしてみてください。
3. 役員運転手として働く企業を選ぶ3つのポイント
自分に合った企業を選ぶことで、気持ちよく働ける可能性が高まります。
ここでは、役員運転手として働く企業を選ぶ3つのポイントをご紹介します。
3-1. 自分の納得のいく給料がもらえるか
役員運転手として働くときには、給料をチェックしましょう。
たとえば「固定給制なのか歩合給制なのか」「残業代や手当をもらえるのか」などを確認するのがポイントです。
しかし、稼ぎたい人だけでなく「給料はそこそこでワークライフバランスを大切にしたい」と考える人もいるのではないでしょうか。
プライベートな時間を確保したい方は、残業や土日出勤の有無を確認し、自分の都合に合わせて勤務を調整してもらえるか確認しましょう。
求人情報でわからない場合は、事前に問い合わせをしたり、選考が進んでから質問したりすることもおすすめです。
複数社比較して、自分の納得のいく給料がもらえる企業を選びましょう。
3-2. 正社員として採用されるか
安定した給料を得たい方は、正社員として働けるかを確認するのも大切です。
役員運転手には、企業によって契約社員、パート、アルバイトなどの働き方もあります。
しかし、正社員として雇用されると「社会保険に入れる」「充実した福利厚生を受けられる」「退職金がもらえる」などのメリットが得られる可能性があります。
短時間勤務を求める方や、収入は少しでよいという方以外は、正社員採用かをチェックするのがおすすめです。
3-3. 教育・研修制度が用意されているか
特に未経験から役員運転手になる方は、教育・研修制度の有無を確認しましょう。
役員運転手に必要な知識や技術は一人では習得しにくく、人から学んだほうがスキル上達のスピードが速まります。
また運転経験のない外国車を扱って、戸惑うこともあるかもしれません。
ビジネスマナーや接客、運転技術に関する研修がある企業を選ぶことで、スキルアップにつながったり、安心して働けたりします。
困ったことやわからないことを相談しやすいため、新人に教育担当者がつく企業を選択するのもおすすめです。
4. まとめ
役員運転手は将来性のある仕事ですが、勤務先によって働きやすさが異なります。
役員運転手を目指す方は「給料・雇用形態・制度」に着目して、求人情報を探してみてください。
もしも役員運転手の仕事に興味をお持ちの方は、役員運転手の派遣会社「セントラルサービス株式会社」がおすすめです。
稼ぎたい人、プライベートな時間を大切にしたい人など、従業員の都合に合わせて担当するお客様を選定してもらえます。
役員運転手として働く企業を選ぶ3つのポイントをクリアしており、未経験からでも働きやすい職場です。
興味のある方は、ぜひ求人情報をチェックしてみてください。
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