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女性ドライバーも活躍中!おすすめの職種と働きやすい職場の選び方

女性ドライバーも活躍中!おすすめの職種と働きやすい職場の選び方

国を挙げて女性のトラック運転手(=トラガール)の雇用を後押しするほど、いま女性ドライバーが注目されています。

 

女性が大型のトラックを華麗に運転する姿にあこがれを抱く方も多いようです。

しかし昔から男社会といわれるドライバー業界へ、飛び込む勇気が出ない女性もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

そこでこの記事では、女性ドライバーが活躍しているおすすめの仕事をご紹介します。

 

年収や必要な資格もご紹介しますので、女性ドライバーとして生計を立てたい方、運転が好きで仕事にしたいとお考えの方はぜひ参考にしてください。

 

1. 女性ドライバーにおすすめの職業

 

大型トラックを運転するためには「大型自動車第一種免許」が必要です。

憧れを抱きつつ、免許がなく悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。

 

ドライバーの仕事は大型トラックのドライバー以外にも数多くあり、運転する車両によって必要な資格が異なります。

そこで女性ドライバーにおすすめの仕事と合わせて、必要な資格と年収をご紹介します。

 

参考:厚生労働省 令和4年賃金構造基本統計調査

 

1-1. 配送ドライバー

 

住宅街を走ることの多いルート配送のドライバーは、普通自動車第一種免許のみでも運転できる車両がほとんどです。

 

また女性がドライバーの仕事をするうえでのネックのひとつとして、男性と比べ重たいものの持ち運びが難しいことが挙げられます。

しかしルート配送ドライバーは比較的荷物がコンパクトで軽く運びやすいため、女性向きの仕事といえるでしょう。

 

勤務時間も安定しており、プライベートと両立させたい方にもおすすめです。

 

令和4年賃金構造基本統計調査によると、営業用貨物自動車運転者(大型車除く)の年収は男女合わせた平均で、およそ438万円となります。

 

1-2. タクシードライバー

 

トラック業界以外に積極的に女性ドライバーの採用を行っているのが、タクシー会社です。

 

女性がタクシードライバーになる最大のメリットは、働く時間を自由に決められる点にあります。

 

タクシー会社では日勤・夜勤・隔日勤務と主に3つの働き方があります。

一般的な企業と同じような時間で働きたい場合は、日勤を選ぶとよいでしょう。

 

会社によっては、女性のお客様向けに予約時に女性ドライバーを指定できるサービスを行っている会社もあり、女性ドライバーの需要は増えつつあります。

 

免許は「普通自動車第二種免許」が必要ですが、入社後に取得させてもらえる会社がほとんどです。

 

令和4年賃金構造基本統計調査によると、タクシードライバーの平均年収はおよそ361万円となりました。

歩合給のため働き方によっては、より多く収入を得ることも可能です。

 

1-3. 役員運転手

 

役員運転手も重たい荷物を運ぶことがほとんどなく、女性におすすめの職種です。

できれば「普通自動車第二種免許」も所持しておいた方が仕事の幅が広がりますが「普通自動車第一種免許」のみでも仕事に就ける場合があります。

 

役員の送迎を担当することからていねいな運転や細やかな対応が求められ、女性特有の気配り力がいかせる職種といえるでしょう。

近年は女性役員も増えてきており「女性ドライバーの方が安心できる」と需要が増えていくことも考えられます。

 

ただし担当する役員によっては、夜間の会合や会食・土日の接待ゴルフなどに頻繁に出席される方もいらっしゃいます。

求人に応募する場合はどのような働き方になるかしっかり確認をしましょう。

 

令和4年賃金構造基本統計調査 によると、平均年収はおよそ328万円。

ただし所属する企業やドライバーのスキルによって年収にかなり幅のある職種で、平均の倍ほどの収入がある方もいらっしゃいます。

 

2. 女性ドライバーのメリット

 

ドライバーとして女性が働く場合、さまざまなメリットが期待できます。

 

【女性ドライバーのメリット】

・女性のお客様が安心してくれる

・女性特有の気配りが評価されやすい

・顔を覚えてもらいやすい

 

タクシーや役員運転手のようにお客様相手の職業の場合、女性のお客様は女性ドライバーの方が安心できる方もいらっしゃいます。

女性ドライバーのちょっとした気配りも、お客様に喜ばれるポイントです。

 

また女性ドライバーの少なさから、お客様や取引先に顔を覚えてもらいやすい点も、コミュニケーションをとるうえでメリットといえるでしょう。

 

3. 女性ドライバーのデメリット

 

メリットがあるとはいえ、男性社会といわれるドライバー業界で女性が働く場合デメリットがあることも。

どのようなデメリットがあるかを知っておくことも重要です。

 

【女性ドライバーのデメリット】

・体力が必要な職種がある

・女性向きの労働環境でないことがある

・好きなときに休みづらい

 

ご紹介した職種以外の大型トラックドライバーの場合、大きな荷物を運ばなければならないことがあります。

パレットに積んだものをフォークリフトで動かすのであれば免許さえあればできますが、自身で持ち運ぶ場合は男性と比べ、女性はきついと感じることもあるでしょう。

 

男性社会のため、トイレや更衣室などが男性と共有の場合もあります。

また日々の仕事が決まっている場合、休みをとりにくい可能性があることも考慮しましょう。

 

4. 女性ドライバーにおすすめの働きやすい職場とは

 

ドライバーとして活躍するためには、女性にとって働きやすい職場選びも重要です。

求人を探す際に、重視すべきポイントは次の3つです。

 

4-1. 労働環境がよい

 

女性に対して労働環境が整っていることは、長く働いていくうえで重要なポイントです。

 

男性社会のドライバー業界では、トイレやロッカーも男女共用のところが少なくありません。

しかし近年は、徐々に環境改善に努める会社が増えてきています。

 

タクシー会社のような長時間勤務となる仕事の場合、社内に仮眠室や更衣室などがあります。

女性の雇用に積極的な会社では、女性ドライバー専用の部屋を設ける会社もあり、そのような会社であれば働きやすいでしょう。

 

4-2. すでに女性ドライバーが活躍している

 

すでに女性ドライバーが複数名活躍しているかどうかにも注目しましょう。

 

女性ドライバーが働いている会社であれば、労働環境もある程度整えられていることが考えられます。

また、時短勤務や子どもの成長を考慮したうえで配置転換をしてもらえる、社内に託児所があるなど継続して働ける勤務体系が整っている会社もあるでしょう。

 

女性の先輩がいることで、何かあったときも相談しやすいメリットもあります。

中には、女性同士意見交換を行う会を催している会社もあるようです。

 

4-3. 休暇の取得がしやすい

 

女性ドライバーの場合、子育て中や親の介護など、何かと休暇を取得しなければならない方も多くいらっしゃいます。

そのような場合、休暇の取得がしやすい会社選びも重要です。

 

なかなかそのような会社が見つけられない場合は、派遣会社に登録して、希望の働き方ができる仕事を紹介してもらうことを検討してもよいでしょう。

 

派遣会社の中には、トラックドライバーや役員運転手を専門とする会社があります。

たとえばトラックドライバーなら「ドライブトライブ(ドライブワン)」、役員運転手なら都内を中心とした派遣・請負会社「セントラルサービス」などです。

 

 5.まとめ

 

ドライバー業界は慢性的に人手不足なこともあり、近年は女性ドライバーが増えています。

 

トイレや更衣室など労働環境の整備や、ライフスタイルに合わせて働けるシステムづくりを進める企業も増えつつあり、今後はますます女性が働きやすくなっていくでしょう。

女性であることのメリットをいかし、ぜひご自身に合った職場を見つけ女性ドライバーとして活躍してください。