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中型免許で転職を有利に!納得の2つの理由と具体的なドライバー職種を解説

中型免許で転職を有利に!納得の2つの理由と具体的なドライバー職種を解説

中型免許を所有していると、仕事の選択肢が広がり企業からの需要も高くなるため、転職に有利です。

中でも、中型トラックドライバーや送迎ドライバーの仕事は、中型免許があると転職しやすいでしょう。

しかし、中型免許がなくても運転の仕事へ転職は可能です。

 

本記事では、中型免許が転職に有利な理由や中型免許が求められる仕事、中型免許なしでもできる運転の仕事について解説します。

 

中型免許を所有しているまたは取得を検討しており、運転の仕事に転職したい方はぜひ参考にしてください。

 

 

 

1. 中型免許と普通免許との違い

 

中型免許と普通免許の違いは、以下のとおりです。

 

中型免許 普通免許
車両総重量 7.5トン以上11トン未満 3.5トン未満
最大積載量 4.5トン以上6.5トン未満 2トン未満
乗車定員 11人以上29人以下 10人以下

 

このように、中型免許のほうが普通免許よりも運転できる車種の選択肢が広がるため、中型免許は運転をする仕事において需要が高く、転職で有利になると考えられます。

 

本項以降、中型免許が転職で有利になる理由や中型免許が求められる仕事を詳しく解説します。

 

参照:全日本トラック協会「免許の種類と運転可能な車両区分」

 

2. 中型免許で運転できる車種

 

中型免許で運転できる具体的な車種は、以下のとおりです。

 

・乗用車

・1トントラック

・ワゴン

・2トントラック

・3トントラック

・4トントラック

・小型バス

・6トントラック

 

ただし、平成19年6月2日より前に普通免許を取得した場合、8トン限定中型免許となり通常の中型免許よりも運転可能な車種が限定されます。

 

8トン限定中型免許
車両総重量 8トン未満
最大積載量 5トン未満
乗車定員 10人以下

 

8トン限定中型免許の場合、小型バスや6トントラックを運転すると違反になるため、注意が必要です。

 

3. 中型免許が転職に有利な2つの理由

 

中型免許が転職に有利な理由は2つあります。

 

・仕事の選択肢が広がる

・中型免許ドライバーが不足している

 

それぞれの理由について詳しく解説します。

 

3-1. ①仕事の選択肢が広がる

 

中型免許が転職で有利になるのは、仕事の選択肢が広がるからだと考えられます。

 

普通免許では乗用車しか運転できないのに対し、中型免許では中型トラックや小型バスの運転も可能です。

そのため、トラックを運転する運送業界では中型免許を保有している方の需要が高くなります。

 

また、運送業界では中型免許がなければ応募できない求人も少なくありません。

中型免許があれば、「この求人に応募したいけど中型免許がないから応募できない」という状態を避けられるでしょう。

 

3-2. ②中型免許ドライバーが不足している

 

中型免許ドライバーが不足しているのも、中型免許が転職に有利な理由の1つです。

 

物流の需要が高まっている中、運送業界ではドライバー不足が問題となっています。

経済産業省によると、トラックドライバーの数は1995年から減少傾向となっています。

 

中型免許保有者数も、以下のように年々減少傾向です。

 

年別 保有者数
平成30年 61,598,465名
令和元年 60,586,582名
令和2年 59,548,970名
令和3年 58,520,340名
令和4年 57,557,791名

 

また、中型免許保有者は45歳~54歳が一番多く、今後この年代が定年を迎えるとより人手不足になると予想されます。

 

このことから、中型免許保有者は運送業界にとって貴重な存在であり需要が高くなっていると考えられます。

特に、20代30代と若い世代で中型免許を保有していると、より重宝されるでしょう。

 

参照:経済産業省「令和4年度産業経済研究委託事業 調査報告書」
警察庁「運転免許統計 令和4年版」

 

4. 【転職が有利】中型免許が求められる職種2選

 

中型免許が求められる仕事を2つご紹介します。

 

・中型トラックドライバー

・送迎ドライバー

 

4-1. ①中型トラックドライバー

 

中型免許が求められる職種1つ目は、中型トラックドライバーです。

 

中型トラックドライバーは、中型トラックを運転し指定された地域で荷物を配送します。

 

短距離~中距離を走る業務が多く、泊りがけになるケースは少ない傾向にあります。

 

しかし、運送会社によっては長距離走行になる場合もあるため、長距離走行を避けたい方は求人情報で業務内容を細かくチェックしましょう。

 

4-2. ②送迎ドライバー

 

送迎ドライバーも、中型免許が求められる職種で、以下のような場面で送迎業務を行います。

 

・ゴルフ場

・病院

・幼稚園

・保育園

・企業 など

 

路線バスや高速バスのように営利目的で運転する場合は二種免許が必要となるため、路線バスや高速バスの運転手になりたい場合は二種免許を取得しましょう。

 

送迎ドライバーになるための必要な資格については、以下の記事で解説しています。

 

【関連記事】送迎ドライバーに必要な資格は?お仕事の種類や始め方

 

5. 中型免許がないときの対処法

 

中型免許がなくても運転の仕事に転職したい場合の対処法を2つ解説します。

 

・資格取得支援制度を導入している会社に転職する

・普通免許でできる運転の仕事も選択肢の一つ

 

5-1. 資格取得支援制度を導入している会社に転職する

 

中型免許がなくても運転の仕事に転職したい場合は、資格取得支援制度を導入している会社を選ぶとよいでしょう。

 

資格取得支援制度とは、社員が業務に必要な資格を取得するために、企業が資格取得にかかる費用を全額または一部負担してくれる制度です。

資格取得支援制度を活用すれば、働きながら中型免許の取得が可能です。

働きながら資格取得ができるだけでなく、中型免許取得にかかる費用約10万~30万円を全額または一部負担してくれるため、活用しない手はないでしょう。

 

しかし、資格取得支援制度はすべての企業で導入しているわけではないため、転職する際は資格取得支援制度を導入しているか確認するようにしましょう。

 

また、資格取得支援制度を活用するにあたって、継続年数など条件を設定している可能性があります。

資格取得支援制度の活用条件も合わせて確認するとよいでしょう。

 

5-2. 普通免許でできる運転の仕事も選択肢の一つ

 

中型免許がない場合、普通免許でできる運転の仕事を探すのも選択肢の一つです。

 

普通免許でできる運転の仕事には、以下のような仕事があります。

 

・ルート配送ドライバー

・介護送迎ドライバー

・レンタカー回送ドライバー

・小型トラックドライバー

・タクシードライバー(入社後、第二種免許取得必須)

・役員運転手 など

 

役員運転手の仕事に興味がある方は、役員運転手の業務内容や実態を解説している以下の記事を参考にしてください。

 

【関連記事】

役員運転手の仕事は楽?業務内容や働きやすい環境をつくる方法を解説

役員運転手の実態とは?将来性や勤務先を選ぶポイントを解説!

6. まとめ

 

中型免許を所有していると、仕事の選択肢が広がるのに加え、企業からの需要も高いため転職に有利となります。

中型免許を所有していなくても、転職後に資格取得支援制度を利用して中型免許を取得できるため、「中型免許を持っていないから運転の仕事はできない」と諦める必要はありません。

また、普通自動車免許のみでもできる運転の仕事も存在します。

 

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