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【現役の運転手が解説!】専属運転手の給料はいくらくらい?

【現役の運転手が解説!】専属運転手の給料はいくらくらい?

「専属運転手って稼げるの?」

高級外車で役員を送迎する華やかなイメージのある専属運転手ですが、仕事内容や給料についてはあまり知られていません。

本記事では、専属運転手とは?専属運転手の給料は?また専属運転手の収入を上げる方法についても解説しています。

専属運転手の給料で転職を迷っていた方はこの記事を読んで、専属運転手の仕事内容を知りましょう。

 

1. 専属運転手とは

 

専属運転手とは「役員運転手」とも呼ばれ、会社の役員専属の運転手のことを指します。

専属運転手になるには次の2つの方法があります。

 

①専属運転手(自社内雇用)

②専属運転手(外部委託)

 

自社内雇用の場合は、社内面接を経たあと、配置換えという方法でその企業に「のみ」勤務します。

しかし、もともと勤務していた企業で専属運転手になるケースは少数といえるでしょう。

 

一方、外部委託の場合は職場が一社で固定というわけではなく、さまざまな派遣先での勤務ができます。

また専属運転手の仕事内容は下記の通りです。

 

・社長・役員の送迎

・車内の清掃

・運行管理

・ちょっとしたおつかいなど

 

専属運転手は、派遣先の社長・役員の方の送迎だけでなく、送迎車両の日常点検や車内清掃も行います。

場合によっては、待機時間に手土産などのちょっとしたおつかいを頼まれることもあります。

 

2. 専属運転手の給料相場

 

厚生労働省の「2019年賃金構造基本統計調査」によると、専属運転手(自家用乗用自動車運転者)の平均年収は、358万3,800円とのこと。

2019年の平均月収は26万5,100円で、超過勤務は20時間です。

 

この調査結果は、あくまで平均なため、所属企業や勤続年数によっても差が出ます。

専属運転手で給料を増やしたい場合、残業や休日出勤を増やす方法と、英語など特殊スキルを身につけて昇給する方法があります。

 

専属運転手で英会話ができると、外資系企業からオファーをもらうチャンスが増えるため、給与が上がる可能性があるでしょう。

 

3. 専属運転手になるには

 

具体的に専属運転手になる方法をご紹介します。

 

3-1. 専属運転手の派遣会社に登録する

 

専属運転手は、普通自動車免許で勤務できます。

したがって、運転が好きな方であれば、専属運転手の派遣社員になるのは、条件面で苦労することは少ないかもしれません。

 

しかし異業種から専属運転手にいきなり転職するのが不安な方には、専属運転手専門の派遣会社に登録し、キャリアカウンセラーから具体的な業務を紹介してもらいながら転職する方法がおすすめです。

また、最初の頃は、業務の進め方や人間関係で悩む可能性もあるため、派遣会社という相談先があると安心です。

 

現職に近い給料でオファーが出たら転職するなど、自分なりの基準を決めておくと良いでしょう。

 

3-2. 専属運転手に転職する

 

派遣会社と同様、転職が決まってから退職届を出す方法も取れるため、転職先企業ともよく話し合いましょう。

 

未経験で企業の専属運転手に転職すると、最初は勤務体系や人間関係で悩む可能性もあります。

専属運転手が未経験の方は、専属運転手としての最初のキャリアは、専属運転手専門の派遣会社からスタートする方が安心かもしれません。

 

4. 専属運転手に向いている人

 

専属運転手に向いている人には、下記が挙げられます。

 

・向上心の高い人

・守秘義務が守れる人

・ビジネスマナーを学ぶ意欲のある人

・辛抱強い人

 

役員の方には、車内で電話をする方や、お客様とビジネスの話をする方もいらっしゃいます。

そのため専属運転手は、役職がトップクラスの方を送迎するため、ビジネスマナーだけではなく、守秘義務がきちんと守れるようなモラルの高い人が向いています。

 

他社の方を送迎することもあるため、言葉遣いやビジネスマナーの習得も大切です。

異業種から転職する人は、研修中に習うことをすべて吸収するつもりで臨みましょう。

 

5. 専属運転手はきつい?

 

専属運転手がきついといわれる理由には、次が考えられます。

 

・拘束時間が長い

・休日出勤が多い

・突発的な残業が発生する

・運転以外にも気を遣うため気疲れする

 

役員の専属運転手は、予定によって拘束時間が長くなることや、休日出勤もあります。

しかし、前もって派遣元の会社に相談することで、派遣先選定で要望を聞いてくれたり、派遣先でも突発的な残業を減らすよう配慮してくれたりします。

 

また専属運転手は、役員の方が心地よく過ごせるように、運転技術の向上や地理の勉強が欠かせません。

役員の方を送迎することにプレッシャーを感じることもあるでしょう。

 

特に、専属運転手に就業してからすぐの頃は、プレッシャーや精神的な疲れを感じやすいため「専属運転手がきつい」という方もいます。

6. 専属運転手で高収入を目指す方法

 

専属運転手でキャリアアップして、高収入を目指したい方もいるでしょう。

ここからは、専属運転手で高収入を目指す方法をご紹介します。

 

6-1. 条件のいい会社に転職する

 

一番重要なのが、条件のいい専属運転手の派遣会社に転職することです。

給与は、基本給だけでなく、実際に残業や休日出勤が発生した際にいくら支給されるのかを確認しておきましょう。

 

また、福利厚生が充実している企業も好条件といえます。

会社負担で、積極的にビジネスマナー研修を受けさせてくれたり、運転技術向上を目的とした自社試験に取り組む派遣会社を選ぶと、専属運転手としてデビューする際も安心です。

 

専属運転手の派遣会社には、勤務体系や研修の豊富さなど、さまざまな企業があります。

セントラルサービス株式会社は、従業員満足度94%で、未経験でも研修制度がしっかりしているため、安心して業務を行えるのが魅力の役員運転手派遣会社です。

 

収入の相談だけでなく、役員運転手になるための研修や座学が充実しているのもセントラルサービス株式会社の特徴といえるでしょう。

 

6-2. 英語を勉強する

 

待機時間など、空き時間に英語を勉強しましょう。

英語で、外資系企業や外国人のお客様の対応ができるようになれば、仕事の幅が広がります。

 

そのうえで、さらに専属運転手としてのスキルを磨けば、昇給が見込めるでしょう。

 

6-3. 秘書検定試験の勉強をする

 

専属運転手で昇給を目指す場合、秘書検定の勉強もおすすめです。

秘書検定に似ている試験に「ビジネスマナー検定」がありますが、専属運転手の方には秘書検定が向いています。

 

なぜなら、秘書検定は受講対象を「企業の役員秘書」にしているため、ビジネスマナー全般だけでなく、役員の方に来客があった際の対応を勉強できるからです。

 

専属運転手で昇給を目指したい方は、秘書検定も視野に入れてみてはいかがでしょうか。

 

7. まとめ

 

専属運転手の給料は、平均が年収360万円程度です。

休日出勤や残業時間を増やすことで、全体的に昇給はできます。

 

しかし、最初から高収入の専属運転手を目指す場合、派遣会社選びが最も重要なため、目標とする収入額を明確にしたうえで、希望に見合う企業へ就職・転職しましょう。