2023年03月06日
負担軽減のために役員の車移動を運転業務の委託(請負)会社や派遣会社に依頼する企業が増えています。
しかし、役員の車移動といえばハイヤーが思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか?
ハイヤーと運転業務の委託会社では大きな違いがあります。
そこでこの記事では、運転業務の委託とハイヤーの違い、運転業務を委託会社に依頼するとよい企業の特徴・よい会社の見分け方をご紹介します。
「役員の車移動を外部委託したい」
「運転業務を委託するとどのようなことをしてもらえるの?」
などお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
1. 運転業務の委託(請負)会社とハイヤーの違い
運転業務を委託する会社とハイヤーは「運転業務」という点では共通していますが、実際の業務にはかなり違いがあります。
満足度の高いドライバーを雇用するためにも、それぞれの特徴を理解し、どちらが企業にとって適切かを見極めたうえで依頼することが重要です。
1-1. 車両の有無
ハイヤーの場合は、ドライバーと車両がセットとなっており、役員車を用意する必要はありません。
運転業務の委託を依頼する場合、使用する車両はお客様保有の役員車となります。
場合によっては、加入している車両保険の運転者の範囲の変更や、加入者をお客様の会社から業務委託会社へ変更が必要なこともあります。
1-2. 料金体系
役員車を使用するかどうかの違いは、料金体系にも関わってきます。
ハイヤーの料金が発生するのは、ハイヤー会社から車両が出発してから帰庫するまでです。
つまりお客様が乗車していない時間も料金が発生していることになります。
運転業務委託の場合は、ドライバーが勤務している時間のみとなります。
月極の業務委託の場合は、1カ月いくらという料金設定です。
月極契約以外にも、スポット契約として、半日や1日単位で依頼できる委託会社もあります。
スポットで依頼した場合、ハイヤーはドライバーと車両がセットとなっている分、委託会社よりも費用が割高になりがちです。
1-3. サービス内容
運転業務の委託会社もハイヤーも、お客様の送迎をする点では共通しています。
また、タクシーとは異なり、ドアの開閉サービスなども行っています。
どちらも、ホスピタリティ溢れるサービスを受けられるでしょう。
さらに運転業務の委託会社では、ご自宅や取引先でのエスコート・車両清掃・車両管理・万が一の事故対応なども行っています。
どのような人材を求めているか要望を伝えることで、多くの登録ドライバーの中から、ぴったりの人材を紹介してもらえるため、役員との相性を気にする方も安心です。
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2. 運転業務の委託(請負)が向いている企業の特徴
ハイヤーと委託会社どちらにするかは、費用面やどこまで仕事を頼みたいかといったことをふまえて考えると選びやすいでしょう。
ほかにも、次にご紹介することが当てはまる企業の方は、委託会社の方が向いています。
2-1. 役員用の社用車がある
すでに役員用の社用車がある場合は、その車両を活用して運転業務の委託会社に依頼することがおすすめです。
コストを抑えられることや、車両管理を委託会社に任せられるといったメリットがあります。
また、乗り慣れた車両の方が乗車される役員もリラックスできるでしょう。
2-2. 役員が頻繁に外出する
取引先やお客様など外出が頻繁にある役員であれば、月極の業務委託にすると、ハイヤーをその都度依頼するよりもコストを抑えられるでしょう。
専属の役員運転手として契約すれば、頻繁に行く場所や担当する役員の性格・趣味嗜好などを把握できるため、より満足度の高いサービスを受けられます。
ご自宅と会社の送迎も任せられるため、朝の貴重な時間を有意義に使うこともできますし、夜間の接待後の帰宅も安心です。
2-3. 社用車の管理が負担になっている
一般的に社用車の管理は総務課の担当者が行いますが、通常業務と合わせて管理をするのはかなり手間がかかります。
1台でも誰かに任せられれば、負担はかなり軽減されるでしょう。
万が一役員車で事故が起きた場合でも、事故処理は委託会社が行います。
企業の名前に傷がつかないよう処理ができる点も大きなメリットです。
2-4. 役員の仕事時間を増やしたい
役員自ら役員車を運転して仕事をしている場合、移動時間は一切仕事ができない無駄な時間になってしまいます。
電話がかかってきても、いったんどこかで停まらなければ対応できず、どうしてもタイムロスが生まれます。
大切な取引先からの電話に、そのような対応では、信頼にも関わるでしょう。
役員運転手がいることで、移動中も仕事ができ、無駄な時間はなくなります。
2-5. 取引先からの信用を得たい
業務委託でも専属のドライバーがいることで、取引先は「業績が安定している」もしくは「業績が伸びている」会社なのだと、信頼を得られます。
とくにしっかり教育されている、質のよいドライバーであれば「社員教育もできている会社」だと印象付けられるでしょう。
2-6. 効率的に移動したい
業務委託で紹介されるドライバーは、基本的にしっかり教育がされており、優れた運転技術をもっています。
移動中も無駄な振動がなく、書類に目を通したり、メールチェックをしたりする役員の業務の妨げになりません。
タイトなスケジュールでも、土地勘を養っているうえに交通情報を逐一把握しているため、渋滞や工事を避けて目的地まで送迎してもらえます。
効率的な仕事ができ、無駄な時間はなくなるでしょう。
3. 信頼して運転業務を委託できる会社の見分け方
さまざまなメリットがある運転業務の委託ですが、すべての会社のドライバーが信頼して任せられるかというと、必ずしもそうとはいえません。
すべての会社で教育が行き届いているとは限らないためです。
では、よい会社を見極めるためには、どのような点に注意すればよいでしょうか?
3-1. 営業担当の対応がよい
重要なことのひとつに、営業担当者の対応があります。
お客様にドライバーを紹介するのは、委託会社の営業担当者です。
お客様のご要望や条件を加味し、相性のよいドライバーを探します。
そのため、営業担当の「マッチング力」が非常に重要です。
対応がよく、お客様の話にしっかり耳を傾けられる営業担当者なら安心です。
また企業に来て仕事をするのはドライバーですが、そのドライバーがいる限り、委託会社との付き合いは続いていきます。
安心して付き合っていける営業担当者の存在は非常に重要です。
3-2. 研修制度がしっかりしている
もう1点重要なのは、研修制度が充実しているかどうかです。
役員運転手は、運転技術があるだけでは務まりません。
身だしなみ・言葉遣い・礼節などのビジネスマナーはもちろん、コミュニケーション能力や守秘義務の徹底など、多くのスキルが求められます。
これらの教育がしっかりできている会社かどうか見極める必要があるでしょう。
ホームページで教育内容を説明している会社もありますし、営業担当に聞いてみてもよいでしょう。
4. まとめ
運転業務の委託会社の役員運転手は、運転だけでなく清掃や車両管理・役員のエスコートなど、役員のサポートを任せられます。
役員のみならず、車両管理担当者の負担を軽減することもでき、さまざまなメリットが得られるでしょう。
「セントラルサービス」は、都内を中心とした役員運転手の派遣・請負会社です。
お客様のご要望を伺い、経験豊富なドライバーの中から、もっとも適した人材をご紹介します。
業務を円滑に進めたい方・移動時間が無駄だとお考えの方はぜひ「セントラルサービス」へご相談ください。
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